本記事は ディップ with 全部俺 AdventCalendar 21日目の記事です。
土日記事として、マインド的な話のアウトプットをしようと思います。
新しいメンバーとして、成熟したチーム、組織に入った時のことがメインのお話です。
チームや組織が成熟するとそのチームや組織の雰囲気、文化、暗黙ルールのようなものが固まってきます。
コレ自体は安定期に入ったことを指すと思うので私は悪いことだとは思いません。
上記のようなチーム、組織は場合によりますが、文化やルールを超えていくような動きは悪くなってくると考えます。
このような状況の中に新しくメンバーとして入ることになった場合、どのように新しい考えや行動を広めていくのが良いのでしょうか。
ドラスティックに変えてやるぜ!!
自分に十分なブランド力とパワー、カリスマ性があるのであればドラスティックにドーン!と変えることもできなくは無いと思います。
しかしながら、こういう状況になることは稀で、組織やチームはダイラタンシー流体のようにガチガチに固まって、なかなかうまく行かないということになるのではないでしょうか?
Excel大好きおじさんばかりいる組織にいきなりRedmineを導入しチケット駆動開発を行ってもうまく回らないのと同じように強い結束を持って反発され、逆に自分が潰れてしまうような未来が容易に想像できます。
郷に入れば...
私がよく行う方法になってしまいますが、まずはそのチームの雰囲気や文化、ルールに染まってみます。
※完全に染まり切るのではなく、どこが境界なのか?を見極めるためにひとまず枠にハマってみる感じです。
パット見た限り無駄が多くてもなぜそうなったのか、どういう部分で変更せずそのまま来てしまっているか?等、歴史的経緯を垣間見ていきます。
やることが多すぎてそこまで手が回っていない。
これ以上良くなるような方法を知らない。
今できているのだから問題ない。
などいろいろな意見を聞けるしどこを集中的に崩していけばよいかが見えてきます。
さぁ壊そう!!
意見を聞き、どこに問題があるかを見極め、いざ改善に取り組む段階に来ました。
ここで気をつけることは否定した壊し方をしないことだと思います。
「こんなやり方だめです。こっちにしましょう。」
「今までやり方も良いと思うのですが、こういうやり方もあります。今回はこっちにしてみませんか?」
どっちの方が聞き入れられる確率が高いか一目瞭然ですね。
まとめると
一回枠にハマってみないと壊すべき枠が見えないよね。ということですね。
最後に、今の私の考え方に大きな影響を与えてくれた書籍を上げておきます。
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
- 作者:Brian W. Fitzpatrick,Ben Collins-Sussman
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2013/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
TeamGeekを読んで見ると良いんじゃないかな!!?